USM シーズン9使用構築 コケコマンダ+木の実 (最高/最終2117)
シーズン9で使用した構築の紹介です。
結果は上の記事にも書いた通り最終レート2117。
証拠画像などもそちらにあります。
並び
シーズン序盤・中盤ほとんどレートに潜っておらず環境が分からなかったので、相手の構築やプレイングに左右されにくい戦術として壁展開を選択。
初めて壁構築を組むにあたって先人の記事をいくつか参考にさせて頂きました。
個別紹介
カプ・コケコ@光の粘土 エレキメイカー
陽気 171-136-106-x-107-193
ワイルドボルト(⇔挑発) / 自然の怒り / 光の壁 / リフレクター
配分:
・B<D
・最速ゲッコウガ抜き抜き
構築の軸。
技構成はコンセプトの両壁・削りとして優秀な怒り・最後に安定打点のワイボ。
挑発は主にカバルドン入りに対して選出枠を圧縮できる点が優秀でしたが、対面の削れたポケモンをコケコで処理したい場面があったことや、電気技を切ると型バレが痛手になることを危惧して上記の4つに落ち着きました。
物理で採用した理由としては
・単純にAが高いので無振りでも多少マシな打点になる
・瞑想や蝶の舞などDを上げる積み技へのささやかな抵抗
・反動による自主退場
といったものがありましたが、やはり反動が仇となる展開もあったので無難に臆病で採用したほうが良かったかもしれないですね。
絶妙な耐久と速いSのおかげで、壁を貼り終わったあと裏に引いて二度目の展開を狙うことができました。
あとSを甘えていたら壁コケコミラーで上から挑発入れられてボコボコにされたので次回使うなら絶対最速にします(鋼の意志)。
意地 197-187-151-x-113-170
恩返し / 地震 / 龍の舞 / 羽休め
配分:
・恩返しで4振りミミッキュが14/16落ち
・C211めざ氷を14/16耐え
・最速ガブリアス抜き
選出率ほぼ100%の構築のエース。
壁下では本来不利な相手(etc.)すら起点にして打ち勝つことができ、相手もまたこれらのポケモンでマンダの処理を狙ってくるため、選出段階における相手の想定を崩してマンダが受からない状況を作ることができました。
別構築で使用していた個体をそのまま流用したので、配分については考察の余地がありそうです。
ギルガルド@ハガネZ バトルスイッチ
意地 155-112-170-x-170-93 (シールド)
アイアンヘッド / 影討ち / 剣の舞 / キングシールド
配分:
・ミラー意識のS振り
テンプレ構成のハガネZギルガルド。
コケコマンダとの補完を考え半ば脳死で採用しましたが、明確な役割を持たせなかったために選出率は低めでした。選出すれば一定の活躍はしたものの、ここは要検討枠。
壁を貼る前提ならば鋼枠は必ずしも必要ではないと感じました。
カビゴン@フィラの実 食いしん坊
意地 236-176-96-x-131-73
恩返し / 炎のパンチ / リサイクル / 腹太鼓
配分:
・+6恩返しで特化カバルドンが確定
Sに厚く割いた腹太鼓カビゴン。
壁下での数値の高さ、ノーマルタイプの弱点の少なさを活かして幅広いポケモンと撃ち合うことができました。
鈍い型を読んで毒を入れに来る相手を腹太鼓で返り討ちにするのが気持ちいい。
遂行の遅い構築はこのポケモン1匹で壊滅に持っていくことが可能で、そのまま3タテすることもありました。
S振りは主にカバルドン意識でしたが、時にはクチートやギルガルド等に対しても有効に働きました。壁下では耐久も足りていたのでこれで間違いなかったと思います。
ウルガモス@ウイの実 炎の体
控え目 175-x-102-187-126-138
火炎放射 / ギガドレイン / 目覚めるパワー氷 / 蝶の舞
配分:
・C11n, +1めざ氷で197-130メガボーマンダが14/16
・H16n-1, 特化メガハッサムの+2バレットパンチを2耐え
・S+1で最速135族抜き
主にクチートやメタグロス、テッカグヤなどの鋼を軸にした構築、そのほかには重たいゲンガー絡みを意識して採用しました。
持ち物はZと迷いましたが、壁+木の実により強引に行動回数を稼ぎ全抜きを狙う動きがとにかく強力で、Zを差し置いてでも採用する価値のあるアイテムであったように思います。
こちらもマンダ同様に流用個体なので、この構築ではもっと良い配分があると思います。
控え目 176-x-135-141-150-125
波乗り / ムーンフォース / 瞑想 / 挑発
配分:
・H4n
・最速テッカグヤ抜き
コケコの挑発を切ったことでカバルドンへのマークが甘くなったため、カバルドン展開に強く、壁とも相性のいい瞑想レヒレの採用に至りました。
壁下では後出しの電気タイプにすら打ち勝つことが可能で、その際に木の実が有効に働き、HPを十分残して突破した後、全抜きまたは裏に負担をかけることができました。
また、受けサイクルなど壁を貼る必要性が薄い構築に対しては、コケコの代わりにこのポケモンのMF+挑発を絡めてカビゴンに崩してもらう展開も多々ありました。
選出
@1
コケコマンダを選出できない構築のほうが少ないので大半はこの選出です。
ゲンガーなど初手コケコの展開を阻害する駒が見えている場合は臨機応変に対応します。
@2
受けサイクルなどコケコを出す必要のない構築に対してはレヒレのフィールドと挑発を利用して展開します。
雑感
個別紹介でも触れたように、壁と木の実の相性が抜群によかった印象です。
壁構築を使うのは初めてでしたが、相手に合わせずこちらの勝ち筋を押し付けるタイプの構築なので、ブランクのある方や対戦初心者の方にも扱いやすいのではないかと思いました。